【卒業式】袴・着物サイズ測り方 小学生向けのヘアスタイルのコツと注意点

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近年では、小学生でも卒業式の時に袴を着るコが増えています。

小学生が袴を着るときには、サイズ選びが大事です。

特に成長期でサイズが変わりやすいので、大学生よりも注意が必要です。

また小学生の卒業式では、袴の着付けからヘアセットまでお母さんがやってあげるケースが多いです

しかし、いざヘアセットをしようとしてもどんなのがいいのか、悩みますよね。

そこで今回は、ヘアセットをするときの注意点や、袴のサイズ選びについて解説していきます。

是非、参考にしてみてください。

 

【卒業式 小学生の着物サイズについて】

小学生の着物の場合、着物屋さんによっては小学生用と大人用を用意しているところがあります。

ですので、自分のお子さんのサイズに合う方を選択しましょう。

 

大人用とジュニア用の違い

違いは裄丈の長さです。

裄丈は背中心である首の付け根から肩を通って、手首の関節までの寸法のことです。

ジュニア用は着物の肩の部分を少しつまんで縫い上げた、肩上げされているものです。

 

大人用とジュニア用選び方の基準は??

選ぶ基準は三つです。

  1.  145センチ未満 → ジュニア用
  2.  150センチ以上 → 大人用
  3.  145センチ以上 150センチ未満 → 体型によって異なります。細身ならジュニア用、がっちり体型なら大人用Sサイズになります。

ジュニア用の着物がある店のほうが手間いらず

上記にあるように145センチから150センチの間の人は体型によってジュニア用か大人用か変わってきます。

ですからお店にジュニア用が無く、大人用しかない場合肩上げが必要になるのです。

もしお店にジュニア用があれば、購入するにしてもレンタルをするにしても肩上げをする必要はありません。

例えば、体が細身で大人用の着物を着た場合、着物の幅が広すぎてブカブカになってしまいます。

ですからもし、お店に大人用の物しかない場合は肩上げする必要があります。

レンタルの場合は、肩上げのために針を通すときに問題ないか、お店に確認する必要があります。

それに肩上げする手間もかかってしまいます。

このことから、可能であればジュニア用のあるお店で選んだほうがラクです。

 

袴にもジュニアサイズがある

袴丈の注意点としては身長だけでなく、履物によって裾の位置が変わることに注意しなければいけません。

どういうことかといいますと、草履とブーツではカカトの高さが違うため、裾の位置が変わってくるのです。

ですから「草履とブーツどちらを履くか」ということを決めて正しくサイズを測ることが大切です。

ちなみに、袴と着物は別々に選べる店が多くあります。

その場合は着物を大人用サイズにして、袴をジュニアサイズを選択することなども可能です。

臨機応変に選びましょう。

 

【着物・袴のサイズ測り方のポイント】

実際にお店に行って購入する場合は、店員さんが対応してくれるので問題ありません。

ですがインターネット通販等でレンタルや購入する場合は、お母さんが測ってサイズをえらばなければいけません。

以下の4つの注意点を参考にサイズを測りましょう。

 

裄丈(ゆきたけ)

裄丈は、背中心である首の付け根から肩を通って、手首の関節までの寸法です。

まず、測る時は腕を斜め45度に伸ばした状態で、メジャーを「首の付け根から肩まで」当てます。

更に「そこ(肩)から手首の関節まで」の2段階を測ったものになります。

首から手首までの一直線の長さではありません。

裄丈の目安は61~64cmがジュニア用、66~70cmが大人用となります。

 

袴丈

袴丈は、袴の腰紐部分は除き、その下の襞(ひだ)から裾までの寸法です。

まず測る時は、鳩尾(みぞおち)5cmから垂直にメジャーを下します。

草履の場合は足のくるぶし中心まで、ブーツの場合は草履よりも少し短め(5センチ程)にします。

短すぎると壇上でお辞儀をしたときなど、足が少し見えてしまい恥ずかしいです。

逆に長過ぎると、袴が目立ちすぎてアンバランスになるのでご注意ください。

あらかじめ、当日はどちらの履物にするか決めておくとよいでしょう。

また娘さんが成長期であれば卒業までの間に身長が高くなることも有ります。

もし早めにレンタルの予約をする場合は、直前に違う袴に変更できるかの確認もしておくと良いです。

 

袖丈

袖丈は、袖の肩部分から袖下までの寸法です。

 

胸囲

袴は横の締め具合で幅を調整します。

ですがアンダーバストが広いと袴の横の開きが目立つ可能性があります。

サイズを選ぶ基準としては次のようになります。アンダーバストの目安としては

  • 64cm以下 → ジュニア用
  • 65cm以上 → 大人用となります。

85cm程度まではきれいに見えますが、それ以上になると袴横の開きが目立つ可能性があります。

店によっては大きいサイズの袴セットを取り扱いしているところもあるようです。

 

【卒業式 小学生ヘアスタイル】

成人式や大学生のヘアスタイルと違って、お母さんがやってあげるケースも多いです。

どんなところに気をつけるべきか解説していきます。

 

意外とシンプルなヘアで大丈夫

大人の方のような、しっかりとしたセットでなくても大丈夫です。

案外、シンプルなヘアセットでも十分可愛らしくなります。

ポニーテールにして、結んだあとに毛先だけ巻いてあげたりとか、それだけでも十分可愛くなります。

あとは飾りをつけてあげるだけで、一気に卒業式の雰囲気になりますよ。

クオリティの高いヘアスタイルを求める場合は美容院にお願いしましょう。

 

ダウンスタイルにする場合はスタイリング剤の使用を控えましょう

ヘアスタイルをキープするために、スプレーやワックスを使うこともあると思います。

アップスタイルであれば、着物につく心配がほとんどありません。

ですがハーフアップなどのダウンスタイルにする場合は、おろしている髪の毛があります。

ですから、おろしている髪の毛にスタイリング剤がついていた場合、着物を汚してしまう可能性があります。

自分の着物であれば、あまり気にすることは無いかもしれません。

もしレンタルであれば、汚すわけにはいきませんので注意が必要です。

 

編み込みヘアは崩れにくい

当日に雨や雪が降っても、編み込みのヘアスタイルであれば崩れにくいです。

それにすこし、動いても崩れる心配がありません。

活発なお子さんの場合は、編み込みのヘアスタイルだと安心かもしれないですね。

 

【卒業式袴・着物のサイズ選び ヘアスタイル まとめ】

  1. 着物には大人用とジュニア用がある。もし、お店に大人用しかない場合、お子さんの体型によっては肩上げが必要になります。
  2. インターネット等でレンタルする場合は、お母さんがサイズを図る必要があります。
  3. 小学生ですと1年間で身長が大きく伸びることもあるので、早すぎる着物予約は避けたほうがいいかもしれません。
  4. ヘアスタイルは意外と、シンプルなもので十分可愛くなります。
  5. 活発なお子さんの場合は編み込みだと崩れる心配はありません。
  6. ハーフアップなどのダウンスタイルにする場合は、着物を汚さないために、スタイリング剤の使用を控えましょう。

卒業式のマナー・服装・祝辞・送辞等のまとめ記事はコチラです → 【卒業式】マナー・服装・送辞・祝辞などの解説まとめ

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