育休や産休手当の計算の仕方は?計算を理解して収入の不安を減らそう

この記事は3分で読めます

妊娠や出産は働く女性につきものです。

会社に行かない間も生活が守られる制度があるので手当がもらえるのですが、どんな手当があって、どれくらいお金がもらえるのでしょうか。

これらのことを理解しておくとお金の計画も立てやすいと思います。

妊娠・出産はお金もかかりますし、色々とバタバタすると思うので、先に知っておきたいですね。

それでは計算や制度はどのようになっているのかを見ていきましょう。

★ 産休の手当など関連記事

→ 産休と育休の手当や支給はいつから?親になる前から知っておきたいこと。

★ 仕事関連のマナー関連記事

→ ビジネスのマナー事典!マナーで悩んでる人には必見の総まとめ。

スポンサーリンク

産休手当の種類は?

産休とは出産日以前の42日~出産後の56日間のことを指します。

※双子以上の多胎妊娠は98日です

産休中の手当は2つあります。

出産手当金

出産育児一時金

この2つの手当を順を追って1つずつ解説していきます。

 

出産手当金

先ほど「産休とは出産日以前の42日~出産後の56日間」と解説しましたが、この期間中に仕事を休んで給料がもらえなかった日数分が出産手当金になります。

どれくらいもらえるの?

気になるのはどれくらいのお金が支給されるのか?という所ですよね。

支給される金額は※標準報酬日額の2/3です。

標準報酬日額とは手当なども含めた月給額を30で割った日割りの金額のことです。

計算例

例えば月給が30万円だった場合は一日あたりの標準報酬日額が1万円です。

支給される金額は、標準報酬日額1万円の2/3になりますので約6670円となります。

つまり6670円 ✕ 98日分(出産前~出産後の日数) =653660円 が出産手当金になります。

注意

例の金額だと653660円になりましたが、これには交通費などが含まれていません。

交通費が出ている場合は、さっきの金額に交通費の計算を足さなければいけないので、すこし変わってきます。

 

出産育児一時金

出産は健康保険が効きません。

病気ではないからです。

費用のすべて負担することになるのですが、その費用を少しでもたすけるために出産育児一時金があります。

どのくらいもらえるの?

産科医療保障制度に加入している産婦人科で出産した場合 42万円

産科医療保障制度に未加入の産婦人科で出産した場合 39万円

計算例

さきほどと同じ例を用います。

例えば月給が30万円だった場合は一日あたりの標準報酬日額が1万円です。

支給される金額は、標準報酬日額1万円の2/3になりますので約6670円となります。

つまり6670円 ✕ 98日分(出産前~出産後の日数) =653660円 が出産手当金になります。

そして出産した産婦人科が産科医療穂量制度に加入していた場合42万円支給されます。

つまり合計金額で 653660円(出産手当金)+42万円(出産育児一時金) = 107万3660円支給されることになります。

なんとなくイメージができましたでしょうか?

出産手当金と出産育児一時金は健康保険から出る給付だということも覚えておいてください。

スポンサーリンク

育児手当の種類は?

育児中の手当制度は「育児休業給付」といいます。

いつからいつまでが育児休業給付の期間なの?

出産手当ての期間が終わると次は育児休業給付の期間に入ります。

出産手当の期間は出産後56日まで続きます。

ですので出産後56日目以降が育児休業給付スタートとなります。

そして一歳の誕生日になるまでの期間が育児休業給付期間となります。

つまり出産後56日目以降~1歳の誕生日までが育児休業給付期間です。

育児手当を受けるには条件がある

それは育児休業の開始前2年間で、雇用保険に入っていた期間が12ヶ月以上あること。

これが条件です。

まずはこの条件に自分が当てはまるかを再確認しておく必要があります。

どれくらいもらえるの?

育児休業給付開始から6ヶ月間は月給の67%

7ヶ月目からは月給の50%となります。

※育児休業給付中も会社からお給料が出ていた場合は減額されるか、もしくはもらえない場合があります。

計算例

もし月収が30万円だった場合。

育児手当開始6ヶ月間は月収の67%ですので、一ヶ月あたり¥20万1000円。

7ヶ月目以降は月収の50%ですので、一ヶ月あたり¥15万円となります。

つまり育児休業給付開始から終了までで約180万円という計算になります。

育児休業給付は出産後56日が終わってから計算開始になるということを忘れないでおきましょう。

また育児休業給付は雇用保険から支給されているということも覚えておきましょう。

 

産休手当の計算の仕方まとめ

出産手当金

1日あたりの支給額は (一ヶ月の月収を30で割った金額)✕ 2/3です。

合計金額は (1日あたりの支給額) ✕ (休んで給料が出なかった日数分)となります。

ただし交通費などの計算が含まれていませんので、少々変わることもあります。

出産育児一時金

産科医療保障制度に加入している産婦人科で出産した場合 42万円

産科医療保障制度に未加入の産婦人科で出産した場合 39万円

 

育休手当の計算の仕方まとめ

一ヶ月あたりの手当額

育児休業給付スタートから6ヶ月は月収の67%

育児休業給付スタートから7ヶ月目からは月収の50%

※子供が一歳の誕生日までが育児休業給付期間になっています。

 

まとめ

こういうお金の計算をある程度キチンと知っておかないと損をすることになったり、いざというときに準備が不十分だったりすることがよくあります。

安定した生活を送るにはお金が必要ですので、もらえるお金はキチンと頂いておきましょう^^!

★ 産休の手当など関連記事

→ 産休と育休の手当や支給はいつから?親になる前から知っておきたいこと。

 

ビジネスマナーのまとめ記事

色んなシチュエーションのビジネスマナーをまとめた記事があります。

→ ビジネスマナーまとめ事典!メール・封筒・基本・電話・挨拶・敬語などを解説

「あれこういうときはどうするんだっけ?」と思うようなものをまとめております。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

RETURN TOP

カテゴリー