
挨拶は誰でもできますし、誰でもやっています。
しかし、されて気持ちが良い人と、そうでない人がいるのって不思議ではないですか?
気持ちのいい挨拶をされると、こちらも「いい挨拶しなきゃ」と思わされます。
それに元気が出てきますよね。
逆に不快な気持ちになるような挨拶をする方も、中にはいます。
挨拶とはその人の印象を良くも悪くも見せる、とても大切なマナーだと思います。
印象が良いほうが人間関係がうまくいきますし、人間関係がうまくいくとビジネスもうまく回り始めます。
ここでは、良い挨拶をするための基本を解説していきます。
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目次
気持ちのいい挨拶の基本
本当に基本的な事です。
ですがどれくらいできているでしょうか。
これらができるだけで、相手に与える印象というのはまったく違ってきます。
相手の目を見て
挨拶をするときに限らず、何かを相手に言うときには相手の目を見て、言うのが基本です。
同じことを言っても、目を見て言われるのと、目を合わせずに言うのだと、伝わり方が全然違います。
笑顔で
笑顔で挨拶されてイヤなひとはいません。
笑顔で挨拶されると、こっちも「笑顔で挨拶しないと」という気持ちになりますよね。
逆に、暗い表情で話されるとこっちも気分が落ちてしまいます。
自分の方から話しかける
「待ち」の姿勢よりも、自分の方から挨拶することを心がけましょう。
先輩や上司に対しては当たり前にできていても、他の人にはできているでしょうか。
誰にでもできようになるには、普段からやっていなければなりません。
相手を発見したら自分から声をかけましょう。
相手(上司・お客様)に合わせた挨拶の仕方
廊下ですれ違ったときや、道で出会ったときに何気なくやっている挨拶。
相手によって適切な声のかけ方があります。
会社に訪れる業者の方(宅配便やディーラーや警備員 等)
会社によく出入りしている他企業の方全般を指します。
「おはようございます」
「お疲れさまです」
という挨拶が正解です。
こういった挨拶がキチンとできると、企業全体のイメージUPにつながります。
逆に、いつもよく出入りしていて、顔見知りなのに無言ではお互い気まずい雰囲気になってしまいます。
固く考えずウェルカムな気持ちで声をかけましょう。
仕事上のお客様
「お世話になっております」と、声をかけた後にお辞儀をします。
同時ではありません。
上司・先輩
目うえの方に挨拶をするときは、挨拶の言葉と同時にお辞儀をします。
立ち止まり、通り過ぎるまでお辞儀をしてください。
「仕事上のお客様」よりもお辞儀をしている時間が長くなります。
シチュエーション別の挨拶の仕方・マナー
エレベーター
空いている場合は声をかけましょう。
込み合っている場合は会釈だけで大丈夫です。
廊下
目上の方の場合は上記にある通り、立ち止まって相手が通り過ぎるまでお辞儀をしましょう。
親しい同僚や後輩の場合は、歩きながら挨拶をしても大丈夫です。
オフィス内
一旦手を止めましょう。
相手と目線を合わせて挨拶をしましょう。
デスクに向かっていたりすると下向き加減になりがちですが、相手を見ましょう。
出勤・退社途中
エレベーターの時と同じで、声をかけれそうな時は声をかけましょう。
声をかけるときは
・出勤時 → 「おはようございます」
・退社時 → 「お疲れさまです」 と、なります。
電車のラッシュ等で声をかけれない時は、目線を合わせ会釈をしましょう。
状況別 挨拶のマナー
外出する人に
「いってらっしゃいませ」
気持ちよく外出できるように、声をかけてあげましょう。
自分が外出するとき
「○○に行って参ります」
自分の行き先を告げてから外出するのは、社会人として当然の行いです。
いちいち面倒かもしれませんが、欠かさず声をかけましょう。
帰社時には
「ただいま戻りました」と一声かけてから席につきましょう。
帰ってきたことに上司が気づいていても、一声かけましょう。
帰社した人には
「おかえりなさいませ」
外出で疲れていますから、言ってもらえると嬉しいものです。
退社時には
「お先に失礼いたします」
残業している人に気を遣っているようでも、黙って帰社するのはあまりよくありません。
もし、どうしても気が進まない時は「なにかお手伝いできることはありませんか?」と声をかけましょう。
そうしたほうが、帰る側も残業する側もモヤモヤせずにすみます。
退社する方には
「お疲れさまでした」
が基本の挨拶です。
その日仕事でお世話になった方であれば「今日はありがとうございました」と添えましょう。
仕事の時だけでなく、退社するときにも言う事で印象がさらに良くなります。
「ありがとう」は一つの物事につき3回は言うのが鉄則です。
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お辞儀の基礎・相手に心が伝わるお辞儀
お辞儀は角度によって意味があり、そのシーンごとに適切なお辞儀をすることが大切です。
ビジネスシーンでは通常、30度くらいのお辞儀を使います。
お礼や謝罪の時にはさらに深いお辞儀をします。
お辞儀をしているつもりでも、相手に不快な思いをさせてしまう時もあります。
例えば、頭を深く下げているつもりでも、アゴだけを突き出していたり、頭を必要以上に長時間さげてしまったりと。
ではどういうお辞儀が正しいのかというと以下のとおりです。
1、腕から指先までピシっと伸ばして、体の脇に沿わせます。
2、かかとを揃えます。
3、背筋を伸ばしたまま、頭をさげます。(頭だけ下がると格好わるくなります)
会釈
上司や先輩等に使います。一日の内に何度も合う人や、直接的にあまり関係のない来客の方に使用します。
上体を曲げる角度は15度です。
目線は変に動かさず、そのまま頭を下げます。
その後一呼吸おいてから頭を挙げると自然です。
敬礼
出社・退社をする時や、他の部署を訪れる時、初めてお会いする方との挨拶に使用します。
上体を曲げる角度は30度です。
会釈よりも深いお辞儀ですので、猫背にならないように気を付けましょう。
最敬礼
謝罪をする時、大事なお願いをする時、重要なお客様を送迎するときなどに使用します。
上体を曲げる角度は45度です。
目線は自分のつま先を見るようにします。
両手を重ねて体の前に置くと丁寧な印象になります。
お辞儀の時の視線
お辞儀をするときには上体を曲げる角度だけではなく視線にも気を付けましょう。
お辞儀をする前には相手の目を見ます。
そしてお辞儀をしている最中は目線を外します。
相手の方に目線を向けると自然に、アゴがあがってしまい、格好悪くなってしまいます。
頭を下げるときには上記でご説明してあるように手の置き場所にご注意ください。
体の脇に両手を添えるか、体の前で両手を重ねましょう。
そして猫背にならないように、背筋を伸ばしたまま頭を下げましょう。
頭をあげたらまた相手の目を見ます。
以上が正しい目線の動かし方です。
座礼の仕方
和室では座ったままお辞儀をします。これを座例といいます。
座礼の会釈
背筋を伸ばして姿勢を正します。正座をして手は膝に置きます。
そしたら上体を倒します。指先が畳に着いたら止めます。
一呼吸おいて頭を挙げましょう。
座礼の敬礼
会釈と同様に姿勢を正して、上体を曲げます。
30度くらいまで倒します。
座礼の最敬礼
上体を曲げる角度は45度です。
手は畳につけ、頭が手に近づくくらい深くお辞儀をします。
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